高齢者施設の利用申請に際しての情報と、「デイサービス」「ショートステイ」「特別養護老人ホーム(以下特養)」など聞いたことはあるけれど、一体どこに申し込むの?すぐに利用できるの?一体いくらかかるの?という疑問にお答えして表にまとめました。
利用料についてはあくまでも目安です。特養によっては若干の違いがあります。また、利用したときの居住費と食費は、 世帯の所得に応じて負担の限度額が3段階に軽減されます。
特養は残念ながら申し込んだ全ての人がすぐに入所できるわけではありません。また介護保険制度改正により、平成27年4月から、特養の新規入所者は原則として、要介護度3以上の要介護者に限定されました。申込資格は介護保険の要介護度「1」以上の認定を受けている方ですが、要介護度1、2の方は一定の要件を満たさないと入所はできません。入所判定は点数が基準となります。7月31日までに申込をされた方はその年の9月1日の状況で入所優先度判定が行われます。入所希望者には申込者の点数が記載された「判定結果通知書」が区役所から送付されます。入所優先度の判定結果をもとに、特養ごとに点数順に整理され、入所希望者名簿が作成されます。その施設の空き状況などを考慮し、施設から入所候補者に連絡があります。面接等の調査の後、施設の職員による入所判定会議を経て入所者が決定されます。
特養入所希望調査書の有効期限は10月1日~翌年9月30日の1年間です。8月1日以降の申込者分は翌年1月31日の申込締切分となり、4月1日から9月30日の半年間が入所希望者名簿の有効期間となります。更新しないまま有効期限が過ぎると入所希望者名簿から登録が抹消されますのでご注意ください。前年度申込をされた方には6月に申込書類が送付されます。介護保険の要介護認定期間にも併せてご注意くださいね。
特養の申込お問合せは渋谷区高齢者福祉課 <高齢者相談支援係>03-3463-1989まで。
もしくは担当の地域包括支援センターにお問合せください。
通所介護(デイサービス)
通所サービスA
ショートステイ
介護老人保健施設(老健)
認知症グループホーム
特別養護老人ホーム (特養) (区内施設) (区外協力施設)
介護付有料老人ホーム
平成27年度から一定以上所得者が2割負担に変更になりました。
要介護状態区分 | 自己負担分(1割) | 自己負担分(2割) |
---|---|---|
要支援1 | 5,032単位 | 10,064単位 |
要支援2 | 10,531単位 | 21,062単位 |
要介護1 | 16,765単位 | 33,530単位 |
要介護2 | 19,705単位 | 39,410単位 |
要介護3 | 27,048単位 | 54,096単位 |
要介護4 | 30,938単位 | 61,876単位 |
要介護5 | 36,217単位 | 72,434単位 |
特養など介護保険施設に入所したときや、ショートステイサービスを利用したときの居住費と食費は、 世帯の所得に応じて負担の限度額が3段階に軽減されます。区に申請し、「利用者負担限度額認定証」の交付を受けて施設に提示してください。
※ 28年8月から第2段階と第3段階を区分する年金収入に非課税年金が所得として勘案されます。
対象者:
①利用者を含む世帯全員(別世帯の配偶者を含む)が、住民税非課税であること
②利用者および配偶者の預貯金の合計が、2,000 万円以下(配偶者がいない場合は、1,000 万円以下)
であること
段階 | 区分 | 居住費(部屋代) 多床室,個室,ユニット型 |
食費 |
---|---|---|---|
第1 | 世帯全員が住民税非課税で、生活保護および老齢福祉年金を受給している人 | 0円~820円 | 300円 |
第2 | 世帯全員が住民税非課税で、年金収入と合計所得の合計が80万円以下の人 | 370円~820円 | 390円 |
第3 | 世帯全員が住民税非課税で、年金収入と合計所得の合計が80万円を超える人 | 370円~1,310円 | 650円 |
社会福祉法人が運営主体となっている特別養護老人ホームで利用者負担軽減制度があります
(注)居住費は、居室の種類により負担が異なります。
食費、居住費、軽減の割合
・介護サービス費の利用者負担1割分・食費・居住費
ただし、利用者負担第2段階の人は、食費と居住費のみを軽減対象とし、介護費の1割負担については高額
サービス費で軽減します。